イルカ追い込み漁の6ヶ月間のシーズン中、12隻のイルカ漁船が毎朝沖に向かって野生のイルカの群れを探しに行きます。イルカが発見されると漁船は群れを囲み、水中に音を鳴らす道具を使いながらイルカをパニック状態にします。この音鳴らしを繰り返してイルカを疲弊させながら、コーブ(入り江)へ追い込みます。コーブの中に群れを閉じ込めたら、イルカトレーナーが水族館へ売るイルカを選びます。イルカの群れは家族でありそれぞれの間に非常に強い絆があります。群れから無理やりに引き離されるストレスは計り知れないものです。そのため、水族館に運び込まれてからすぐに死亡するケースがよくあります。水族館用に選べられなかったイルカは残酷な手段で殺されます。殺されるイルカの取引値段に比べると、水族館用イルカの取引値段は非常に高い。つまり、和歌山県太地町は世界のイルカビジネスのグラウンドゼロ。
水族館やイルカショーへのチケットを買うことは、そんな捕獲活動をサポートすることです。イルカにどんな苦しみが与えられているか一度考えてみましょう。